花粉症
花粉症とは
花粉症とは、花粉によるアレルギー性鼻炎・結膜炎をさします。
例年2月~4月頃のスギ花粉・ヒノキ花粉によるアレルギー、少し遅れて始まる4月~6月頃のカモガヤなどイネ科植物によるアレルギーにより、くしゃみ・鼻水・鼻詰まり・目のかゆみ・流涙といった目や鼻の症状に悩まされます。
原因アレルギー物質はなにか
アレルギー性鼻炎・結膜炎は、花粉だけではなくダニやハウスダストなどでも発症します。
診察だけでアレルギー物質を特定することはできませんが、血液を調べるとでアレルギー物質を特定できる場合があります。
採血でアレルギー物質を調べる
採血することで、日本においてアレルギーをひきおこすことの多い36種類のアレルギー物質を調べることができます。
通常の治療方法
鼻症状には飲み薬と点鼻薬を使用しますが、目には点眼薬を使用します。飲み薬と点鼻薬では目の有効濃度に達しないからです。どの治療薬も症状がでてから治療するよりも、でる前に治療するほうが、より効果的です。
アレルギーの免疫舌下療法
当院では、通常のアレルギー治療だけではなくアレルギーの免疫舌下療法も行っています。
これはスギ花粉を含む錠剤、ダニ抗原を含む錠剤を舌の裏に1分間のせた後に飲み込む治療方法です。ごく少量のアレルギー物質を使用することで、アレルギー反応そのものが起こらないように完治を目指す治療方法です。
※2024年7月15日現在、製薬メーカーの都合により全国的に舌下薬の入手が困難になっています。そのためスギアレルギーの免疫舌下療法の新規導入ができません。すでにスギ免疫舌下治療中のかたに対する舌下薬は通常どおり入手できます。
ダニアレルギーの免疫舌下療薬は導入期・維持期ともに供給は通常どおりです。